はじめに
いつもお世話になります!BA JAPANの松好です。
今回は、BAエンドモーター BAE380Rの「オートストップ機能」と「オートリバース機能」をご紹介します。これらの機能を駆使することで、根管治療の効率が大幅に向上します。また、これらの機能をカスタマイズできる柔軟性も、本製品の大きな魅力です。
オートストップ機能とオートリバース機能とは?
オートストップ機能は、ファイルの先端が設定した深さに到達した際、自動的にファイルの回転を停止します。
オートリバース機能は、同じ状況で自動的に反時計回りをかけることで、ファイルの過剰回転を防ぎ、ファイルが根尖孔を貫通してしまうリスクを低減します。
タイミングのカスタマイズが可能
BAE380Rでは、オートストップやオートリバースを作動させるタイミングを、自由に調整できます。
- 特定の深さで形成をストップして、その後はハンドファイリングで進める。
- 根尖孔よりも手前で一度逆回転させてこれ以上は形成しないようにし、さらに進めるか検討する。
これにより、治療計画に応じた柔軟な操作が可能です。
準備
まず、BAエンドモーターに測定ワイヤーを接続します。測定ワイヤーの差し込みには少し力がいる場合がありますので、しっかりと差し込んでください。
測定ワイヤーの白い方にリップフックを取り付けます。
BAエンドモーターにファイルを装着します。
患者さんの口腔内に根幹長測定用のリップフックを装着します。
設定はかんたん!
設定はとても簡単です。
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1.クロックワイズ(CW)モードまたはセーフティーグラインドパス(SGP)モードを選択します。
- オフ:機能を使用しない
- ストップ:自動停止
- リバース:逆回転を実行
2.「P」ボタンを押して、「Apical Action」の設定を選択し、「+/-キー」でオートストップまたはオートリバース機能を切り替えます。
3.「P」ボタンをさらに押して、「Flash Bar Position」の設定でファイル先端位置(起動地点)を設定します。
- 設定は、画面のフラッシュバー(AP:生物学的狭窄部)を基準に、「+/-キー」で調整可能です。