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ハンドピース
セルフメンテナンスの方法

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ハンドピース注油の重要性と注意点

いつもBA JAPANをご利用いただきありがとうございます!
今回は、ハンドピースの毎日の注油について、メンテナンスのプロの目線から説明します。弊社製ハンドピースのみならず、一般的なハンドピースにご利用いただける情報ですので、ぜひご一読ください。

注油のひとつめの目的は、ハンドピースに入り込んだ血液や唾液を除去すること。

ハンドピースには、使用中に血液、唾液、細菌などの汚れが侵入します。これらのタンパク質は、オートクレーブ時の高温でかたまり、ベアリングやギアなど、ハンドピースの構造部にこびりついてしまうと故障の原因となります。こういった血液、唾液、細菌などの汚れは、オートクレーブの前に落としてしまうことが重要です。

またオイルがヘッドから黒く出ている場合は、透明になるまで繰り返し注油してください。ヘッドから注油する際に、黒いオイルが出てくる場合は、まだハンドピースの内部に汚れが残っていることを意味します。この場合、オイルが透明になるまで何度か注油を繰り返してください。これにより、ハンドピース内のタンパク質の汚れを除去し、機器の故障リスクを減らすことができます。

 

注油のふたつめの目的は、ハンドピース内に潤滑油を「蓄える」こと。

注油をしていても、オートクレーブの高熱でハンドピースに注油したオイルは蒸発します。このため、オートクレーブ前にハンドピースに十分に蓄えることが重要です。潤滑油が不足すると、いざ回転させたときに動作が不安定になり、故障やトルクの低下が発生する可能性があります。特に、注油を怠ったままで回転させると、ベアリングが焼付を起こし、回転不能になります。一度焼付を起こしたベアリングはその後注油しても元に戻ることはなく、交換するしかありません。

目安としては、ヘッドの前方からきちんとオイルが出ているかどうかを確認してください。


注油オイルはハンドピース用に精製されたものを。

メンテナンスオイルは、ハンドピース用に精製されたものをご利用ください。
自社製品の紹介になってしまいますが、BAアルティメットスプレーオイルは、弊社の全世界のメンテナンス部門で使われており、各種ハンドピースに対して有効なことが実証されています。2秒間の注油噴射を約200回繰り返すことができます。 メンテナンスのプロとして、毎日ご利用いただきやすい価格でご提供していますので、ぜひ性能をお試しください。

最後に、ハンドピースのセルフメンテナンスでご利用いただけるチェックリストをご用意しましたので、ぜひみなさまでご利用ください

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